_県民性鑑定
【東京下町っ子VS福岡県人】

気の荒さでは福岡県人、口の悪さでは東京下町っ子、誰もが認める気質ですけれども、この両者が衝突したらいったいどうなってしまうのでしょうか。たとえば、福岡県人代表の金八先生と下町っ子代表の立川談志師匠で、熱っぽく教育論でもやってもらえば、結果は一目瞭然かも知れません。
両者の異端的な発想はどこか通ずるものはあるのでしょうが、そのような共通項で話を合わせようなどという気持ちは、二人ともこれっぽっちもありません。まずはお互いが言いたいことをまくし立てますから、端で見ている者にとっては喧嘩をやっているように映るかも知れません。そのうち殴り合いにでもなるのではないかと、ハラハラさせられることは間違いないでしょう。
ただ、彼らは、喧嘩をするのが目的ではなく、その威勢のよさを張り合うことに楽しみを見つけていますので、そこから刃物沙汰に発展するという物騒なことはないといってよいでしょう。もちろん、やくざ同士のように体面を張った喧嘩となれば、これは福岡県人と下町っ子では血の気が多いので、すぐに乱闘騒ぎになるかも知れませんが、根がからっとしていますので、仲直りもまた早いような気がします。
要は威張り散らして、威勢を張って相手の反応を楽しんでいるところがあるのです。そんな気質を持っているのが福岡県人と下町っ子なのです。放っておけば、「酒でも一杯」というところでお開きになります。
最近はビール戦争も加熱気味で、そのシェア争いはまるで戦国時代のようですが、アサヒビールを率いるのが福岡県人の福地茂雄社長で、かたやキリンビールを率いるのが東京人の佐藤安弘社長ということで、これは偶然とはいえなかなか面白そうな戦いを期待できそうな気がします。こんな争いならば大歓迎ですが……。

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