_県民性鑑定
【宮城県人VS兵庫県人】

兵庫県は外国文化の影響を受けて、西洋化の進んだ地域として知られています。
ところが、そのことでは宮城県も負けてはいません。いまから四〇〇年前の慶長一八年(一六一三)に、仙台藩は遣欧使節団を出しているのです。東北にあってけっこうハイカラな土地でもあるのです。
俗に言う「伊達者」とは、仙台藩士のことを指す言葉で、昔からダンディズムにかけては負けない気風を持っていました。太閤秀吉の朝鮮出兵で京都から出陣するとき、伊達政宗の軍隊は幟や旗指し物、馬の鞍まで華美に飾って京の人々を驚かせたということです。それ以来「伊達者」と言われるようになったということです。
宮城県人はのんびりしたところがあるといいますが、これは兵庫県人も同じことで、地元が居心地良いもので、どこか貪欲さに欠けるところがあります。しかし、そうした心の余裕は斬新なファッションを生み出すのに最適な環境といえるかも知れません。
西洋文化に敏感な県民同士ですから、知恵を出し合ったならば、東京発ではなく地方発のファッション・リーダーになれるのではないでしょうか。これからは地方発想の時代になっていくのですから……。

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