_県民性鑑定
【愛知県人VS群馬県人】

ケチ度ではナンバーワンといわれる愛知県人と、宵越しの金は持たないという江戸っ子気質の原型みたいな群馬県人では、ほとんど接点がなさそうな気がします。
ところが相性は意外に良いのです。逆に言えば気質が違い過ぎるために、相手を受け入れやすいということが言えるようです。それにバクチ好きと言われる群馬県人にとって、何ごとも尊大な計画を立てて行動する愛知県人は、どこか魅力的な県民に見えることろがあるのかも知れません。
かたや無計画だけれども一発勝負が好きな気質を持っていますし、一方では理解不能な一〇〇年計画を立てるくらいに尊大な気質ですから、お互いにそうした欠点のような気質を補うような作用が働くのかも知れません。
歴史的にも、愛知県と群馬県は結びつきが深く、江戸の時代にあっては愛知県出身の藩主が群馬県を支配していたという背景があるのです。江戸幕府の首脳陣たちは、関東地域に領地を持っていましたが、群馬県では松平家と肩を並べる古参譜代の酒井家などが長く支配していたのです。
それに徳川家康の先祖は、いちおう群馬県の徳川村出身となっていて、徳川という姓もそこから始まったものなのです。この徳川村には日光東照宮の初代の建物が移築されて祀られていますし、徳川家の頭脳といわれた天海和尚の寺があったり、二代秀忠の娘千姫が出家したとわれる尼寺も残されています。
愛知県人と群馬県人が相性が良いというのは、こうした時代背景があることも見逃せないところでしょう。意外に愛知県人を上司に持ったならば、群馬県人の特性が生かせそうな気がします。

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