人柄診断  【香川県】
香川県は日本一日照時間の長いところです。
年間の日照時間は二、一一六・二時間(二〇〇〇年時)とダントツです。そして県面積の少なさでも日本一です。トップの北海道と比べて約四二分の一しかありません。ところが人口密度は反対に全国一一位ですから、狭い土地に人々が密集して生活しているということがわかります。
温暖で雨が少ない瀬戸内海特有の気候の上に、穏やかな紺碧の海と手頃な山を控えて、「住み心地は最高」と地元の人たちが自慢するように、香川県には人を集める魅力があるようです。
昔から香川県は四国の玄関口として栄えてきました。商業都市の群がる関西圏との結びつきが強く、そのために協調性や順応性があります。ただし、温和でのんびりしているせいか、ひと旗上げたいという野心家は、皆んな本土へ出ていってしまいます。地元で全国制覇を果たすには、少し刺激が足りないようです。
有名人で言えば、江戸時代の発明家であり、戯作者でもあった平賀源内は、香川県の志度町の出身です。エレキテルやら「うなぎの日」を考案したりと、その活躍はいまでも語り継がれています。しかし、その源内も香川を抜け出て江戸でひと旗上げた組の人物といえます。
《○》香川県人は争いごとが嫌いです。同じ四国でも土佐県人の議論好きとは対照をなしているといえるでしょう。これは協調性や順応性に優れていることでもわかります。貯蓄高は全国四位で、経済面ではしっかり者です。そのため「へらこい(狡賢い)」といった評価もありますが、これは狡さの抜けた賢さといえるかも知れません。
《●》しかし、小さくまとまり過ぎるところがあって、地元では大物が育ちません。「讃岐(香川県)に大将なし」と言われるほどに、大物の出にくいところなのです。自ら世の中の逆風に向かって立とうという気概があまりないようです。
有名人では、元西鉄の三原脩監督や元読売ジャイアンツの水原茂監督といったところが挙げられます。あるいは元全日本女子バレーボールの大松博文監督、といったスポーツ界でも監督として名を成した人物が香川県には多いようです。
それに比べて芸能人は極端に少なく、古くは歌手の笠置シズ子の名が見えますが、最近では南原清隆、松本明子あたりが有名なところです。

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