おなまえ鑑定団

人柄診断　【山口県】山口県人と言えば、「長州人」というわけで、どうしても明治維新のイメージから抜け出られません。
それが良いのか悪いのかわかりませんが、これは日本の歴史教科書できっちりと教え込まれますから、全国区的な共通話題になりやすいわけでもあるわけです。山口や鹿児島と聞くと、反射的に明治維新を思い出して、その話題になってしまうというのは仕方のないことなのかも知れません。
確かに、明治維新で中心的な働きをしたのは山口県人です。吉田松陰、高杉晋作、大村益次郎といった英雄を多数輩出しただけではなく、初代総理大臣の伊藤博文も山口県人です。加えて歴代首相を六人も出しており、これは日本一の数でもあります。いわば山口県人には、日本の時代を背負ってきたという思いがあるのかも知れません。
もちろん、最近ではそうした傾向は少なくなっているといわれていますが、政治的な面においては、保守王国であることに変わりありません。中央政治に対する関心はいまでも深いようです。
山口県人の気質は、そんな明治維新の影響もあるのでしょうか。県民同士の結束力が高く、ツテがあれば芋づる式にどんどん仲間を引っ張り上げていく傾向があります。性格はおおざっぱのほうで、飾り気がないといわれます。
言いたいことは、腹におさめることなく、ずばりと言ってしまいますので、相手に嫌がられることがよくあるといいます。それは隠し立てのないストレートな気質を持っているということでもあります。
《○》山口県人は質実剛健で、何ごとも頼まれると嫌とはいえない性格をしています。男は男、女は女といった区別がはっきりしていて、大きな理想を掲げて世の中へ立ち向かっていく反骨精神があります。
《●》ただそれが、はったりであったり、自分を大きく見せるための演出であったりすることが多く、事大主義者と受け取られることが往々にしてあります。明治維新で大物を多数輩出したという歴史的な影響から、そのように自分を豪放に見せたり、外見を飾りたがる風潮が生まれてきたようです。
有名人では、個性的な演技で名を馳せた松田優作が挙げられます。政治を扱った骨っぽい漫画を得意とする弘兼憲史、男の根性を歌う演歌歌手の山本譲二、プロレスラーではその名もずばりの長州力などの顔もあります。

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