人柄診断  【岡山県】
岡山県人は、概して外向的です。人当たりがよく積極性があります。周囲の状況をうまく判断して、臨機応変に立ち回ることができます。これは頭の切り替えが早く、自分のポジションに対してすぐに理解できる力が備わっているためです。
ただし、そうした立ち回りのうまさが、逆に他人にはうさん臭く感じられるようで、あまり好印象を与えることができません。ときとしてそれは調子の良い、信頼感の薄い相手として受け取られることもあります。
その一面、とても負けん気なところがあって、負けることが好きではありません。やるならば徹底して勝たなければ気が済まない性格をしているのです。そのモードに入ってしまうと周りのことが見えなくなって、独りよがりなお山の大将的な立場に追い込まれることがあります。
有名人としては、政治家では橋本龍太郎が挙げられます。選挙戦のときに自民党本部で煙草をくわえて「クソーッ」と呟いていた場面は有名ですが、とにかく負けることが大嫌いなのです。
プロボクサーでは、辰吉丈一郎がいます。こちらも負けん気では並の感覚ではありません。どれだけ殴られようが、それでも相手に挑んでいく根性があります。一時期、視力の低下でボクシングからリタイヤしたように思われていましたが、視力が回復すると再度リングに挑戦しています。無残に敗れても、また次には立ち上がって不死鳥のごとくよみがえる姿は、彼の負けん気を象徴しているようでもあります。
野球の監督では、中日ドラゴンズの星野仙一が岡山県人です。こちらは説明するまでもなく、ガッツの固まりみたいな人で、何よりも負けることは許せないくらいに徹底しています。ピッチャーで活躍していた頃は、マウンドから降ろされると、あたり構わず蹴散らして暴れまくったという武勇伝が残っています。
《◎》この負けん気の強さというのは、絶対に諦めないという性格からきています。勝負のつくギリギリまで、必死に戦い抜くという根性を持っているのです。ただし、そうした諦めの悪さが、多くの敵をつくりだしてしまうことを忘れてはいけません。どこかで一歩譲るくらいのおおらかさが必要です。

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