人柄診断  【京都府】
京都人は閉鎖的だと言います。それは長年にわたって築き上げられてきた伝統や習慣というものが、他県の人には馴染めないためかも知れません。挨拶一つにしても千年からの伝統があるわけですから、一朝一夕で京都人になれるわけがありません。
要するに、京都人が閉鎖的というよりも他県の人たちが性急的過ぎるのです。のんびりと四〇年、五〇年と数世代かけるくらいのつもりでなければ、京都人にはなれません。何年かそこら住んだからって、それは千数百年の歴史を持つ京都では、通りすがりの人くらいの扱いしかされないのは当然です。
それはさておき、京都人というのは、伝統を重んじる割には他人に干渉されるのを極端に嫌います。そして、他人のことには無関心です。京都人が冷たいと思われるのは、そのようなクールな面が見えるからだと思われます。
とにかく干渉されることなく、自由にやりたいことを貫き通したいという頑固さは、他県人には見られないことかも知れません。たとえば、有名人で例を挙げれば、上岡龍太郎などがそうです。マラソンをやると宣言をしたときには、年甲斐もなくと周りに言われていましたが、それでも幾つかの大きな大会に出て完走をしています。そして、老いる前に引退すると宣言して、さっさと芸能界から身を退いてしまいました。
これは京商人の生きざまと良く似ています。後継者を決めてしまうと、さっさと隠居して老後を楽しむという、人生の切り替えができるのも京都人の特徴でもあります。
《◎》京都人の言葉は温和で優しそうな響きを持っているので、少しくらい辛辣なことを言われてもそう気になりません。しかし、笑い話で済んでいるうちは良いのですが、最近はすぐにキレる人が多くなっています。口は災いの元というように、少しは注意したほうのがよろしいかと……。とはいえ、そんな意見は馬耳東風なのでしょう。

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