人柄診断  【福井県】
県民性というものは面白いもので、その土地の人間の気質と性格が本当にはっきりと区別できてしまうことがあるのです。たとえば、雑誌『ビッグトゥモロー』で県民気質の特集が掲載されていたのですが、そこには一目でわかるくらいにはっきりとデーターで社長輩出率が示され、その一位に福井県人が記されていたからです。
昔から福井県人というのは働き者で、リーダーに成りたがり屋が多いといわれていたのですが、それは漠然とした噂みたいなものだったのです。しかし、このデーター(帝国データーバンク資料)によって、それは単に噂ではないことがしっかり裏付けられたというわけです。
このデーターによると、出身地別の社長の輩出数は、人口一〇万人当たりでみて福井県は一五二三人でダントツのトップ、それもここ一八年間、ずっとトップの座を占めているというのですからまた驚きです。
上位には、他に新潟県人や富山県人が顔を見せているといいますから、これは県民、地域性というものの特色をよく現わしている例といえるかも知れません。県民性を知る上で貴重なデーター分析です。
福井県人のなかでも有名どころは本田技研工業の吉野浩行社長でしょうか。ホンダは他の企業と違って世襲や学閥がなく、本当の意味の実力主義が徹底して敷かれている企業の一つだからです。このような企業におさまるべき福井県人がおさまっているというのが面白いところです。
また福井県人は勤勉で貯蓄好きということでも有名です。歌手では大御所といわれる五木ひろしがいます。いまはタレント活動に転向した清水国明、学者では竹内均、作家に水上勉などの名も見えます。
《◎》ただし、福井県人の欠点というのは、見栄っ張りで自己主張が強いところがありますので、ときとして敵をつくってしまう傾向があるのです。いつもほどほどに妥協点を見つけながらお付き合いをしていくことが肝心です。

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