人柄診断  【長野県】
長野県に田中康夫新知事が誕生して、連日、マスコミは大騒ぎでした。あまりに長いワンマン県政が続いたことで、それを打破しようと県民が立ち上がった成果です。
一般に長野県人は団結心が薄いと言われていましたが、この県民パワーを見ますと、そうではなさそうだという新しい評価が生まれてきそうです。しかし、その一方で組織票が集まらなかったということで、やっぱり団結心は薄いのだという意見もあります。
ただ、一つだけ言えることは、田中陣営が積極的な対話重視の選挙戦を展開したのに対して、副知事陣営はいつものパターンで手を振ったり、握手をするだけだったといいますから、この差が票に出たのだと思われます。
長野県人の議論好きは有名なところですが、これは話せばわかるという習慣が身についていることであり、それが田中陣営の対話重視に大きな効力を発揮したのです。いわば田中陣営は長野県人の県民性を知り尽くしていたのではないかと思われます。
《○》長野県人は地域の個性が強いために、県内でよく衝突することがあるといいます。しかし、それは議論好きという気質から生まれてきているものです。頑固な性格なので、とことん話し合うことでお互いを理解していくという、けっこう民主的で開かれた県民であるといえます。
《●》長野県人にはユーモアを解する鷹揚さがないといわれています。何でもまともに受け取ってしまうので、そこから論争が生まれてしまうようなのです。どこか心にゆとりがなく、太っ腹というイメージがあまりありません。反骨精神はあっても、小さくまとまってしまうところがあります。
有名人では、芸能界のご意見番といわれるほどに口の悪い歌手の美川憲一、二枚目俳優からお笑い(?)タレントに変身した峰竜太、辛口の評論家でもある猪瀬直樹など、議論を戦わせたなら何日でも続きそうな人たちが挙げられます。

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