人柄診断  【山梨県】
山梨県と言えば「武田信玄」ということで、その名は広く知れ渡っています。しかし、山梨県人が「執念深い」県民だというのは、意外に知られていないかも知れません。
そうなのです。祖父江氏は『県民性』のなかで、山梨県人の性格について、こう述べています。「その性格の特色だが、つねに圧政下におかれながら、なにくそと立ち直りの機会をねらっていたところから、まずきわめて鼻っぱしらが強い。いいかえれば、敢闘精神に富み、負けずぎらいで、我慢強い。執念深いともいえる」
山梨県では「めっちゃかもん」という言葉があり、これは「したたかで執念深く、金銭に細かい」ことを指しているようです。もともとガメツイ甲州商人に対して言っていたようなのですが、いつの間にか山梨県人に対しても用いられるようになったといいます。
負けず嫌いというところでは、有名人にサッカー選手の中田英寿が挙げられます。敢闘精神に富んでいることも、鼻っ柱が強いといった面も祖父江氏の指摘は当たっているかも知れません。
それでは執念深いとなると、どのような有名人が挙げられるでしょうか。まず脳裏に浮かぶのが、数々の論争を巻き起こしては話題となった作家の林真理子です。アグネス論争では一歩も退かない執念深さを見せてくれました。
同じ作家でも、壇一雄あたりになると『火宅の人』ではありませんが、こちらはしたたかに生きることを教えてくれそうです。
《◎》さて山梨県人は、とても働き者で努力家タイプなのですが、非常に合理的な考え方をしていて、同じ努力であっても「無駄な努力はするな」というほどに、何かをやる場合にもきちんと前もって考えてからでないと実行しないといわれております。ただ、それだけに遊び心という心の余裕がなく、ときとして難問にブチ当たるとポッキリと簡単に折れてしまうことがあります。欠点としては、「カッとしやすい」「「円満さが足りない」といった指摘もあります。もう少し人生のなかの無駄というものを見つめなおして、余裕を持って楽しんでみるという、おおらかさみたいなものが必要かも知れません。

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