人柄診断  【神奈川県】
神奈川県人は顔のない県民といわれていますが、どうしてどうしてなかなかユニークな気質を持った県民です。まず挙げられるのが、来るものは拒まずの寛容な精神が育っていることです。
これは多分に横浜という文明開化の先駆けとなった地域から発散される、開放的な気質が県内に蔓延しているからだと思われます。そして、神奈川県はまとまりのない県とも言われておりましたが、これもまた一九九八年、横浜ベイスターズが三八年ぶりの優勝をしたとき、その県民こぞって熱狂して祝った姿を見ますと、ここにも郷土愛が生きていると確認できました。
ちなみに、江戸っ子になるには三代かかるといいますが、横浜の場合は「三日住めば浜っ子になれる」といわれるほどに、他県の人でも気楽に入り込むことの出来る気さくなところでもあります。
それは横浜に限らず、神奈川県全体がそのような雰囲気を持っているようで、東京から神奈川県(川崎、鎌倉、横須賀、小田原など)へ住み替えた仲間たちは、誰もが「住みやすい」とばかりに東京へ戻ってくる気配がありません。
主に作家連中が多いのですが、どうやら彼らを魅了して離さないのは、海が近いことや適当な高さの山があることのようです。彼らに言わせると、東京には楽しむ土地としての魅力がないのだそうです。
《●》神奈川県人は、異文化や価値観の違いを認める寛容さはありますが、徹底した個人主義者であるといいます。気さくで来るものは拒まずであるけれども、気に入らなければすぐに離れてしまうのだそうです。
《○》しかし、そうした欠点を補っているのが、根っからのおおらかさでしょうか。一度離れても、また忘れたようにケロッとして戻ってこられるのが、神奈川県人の不思議な気質の一つだといいます。
有名人では、「若大将シリーズ」で一世を風靡した加山雄三が挙げられます。湘南ボーイとして神奈川県人の新しい魅力を伝えた人ですが、いまはミュージシャンの桑田佳佑が代わって湘南ボーイを継承しています。

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