おなまえ鑑定団

人柄診断　【埼玉県】最近になってやっとのこと埼玉県にも中核となる大都市が出現しそうです。面白いことに埼玉県は、県庁所在地が浦和市であるにもかかわらず、すぐ隣には大宮市という巨大な町があって、どちらが埼玉県の中核であるのか、わからないところがありました。
要するに、顔のない県といいますか、代表すべき都市が互いに譲らずに二頭立てできてしまったお陰で、まったく県としての特色が見えなくなっていたのです。もちろん中核の大都市ができたからといって、埼玉県の顔となるかどうかそれはわかりません。
もともと埼玉県というのは、日本の五街道の一つ中仙道が中心に通っている県で、江戸と地方を結ぶ通過地点でしかありませんでしたから、これといった特色を持たない県なのです。すべてが江戸（東京）を向いて産業や農業が発展してきましたので、どちらかといえば江戸っ子に数えてもいいわけなのですが、江戸っ子となるにはいま一つ田舎者ということで、ダサイタマとなってしまうのかも知れません。
江戸の始まりから中心的発想は江戸にありましたので、その隣接する県は、どうしても比較対象にされがちです。神奈川県は幕末以降、横浜という近代的なイメージを持ちましたからまだ救われるのですが、千葉県や埼玉県は、その比較対象として徹底的にこき下ろされることになりました。このイメージは現代でも残っています。
しかし、このダサさを逆手にとって有名人になってしまった人物がいます。ミュージシャンでタレントの所ジョージがその人です。もう始めから「俺はダサいよ、どこが悪い」といったふうに開き直って出てきましたので、いまではそのダサさがカッコいいとまでいわれるように認識が変わりつつあります。
あるいはＳＭＡＰの草○剛などはどうでしょうか。五人グループのなかでもダサい部類に入りますが、これがいまでは味のある性格として、新しいキャラクターに定着しつつあります。
《◎》いわば埼玉県人のダサさは、いまの時代にマッチしたカッコ良さに変貌しているのです。これまで比較対象としていた東京人に、埼玉県人ほどの特色がなくなってきたということもいえます。いまは埼玉県人が個性で勝っている時代なのです。

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