人柄診断  【群馬県】
これも定番になっていますが、群馬県と言えば「カカァ天下に空っ風」と相場が決まっています。とくに上州名物は、「赤城の山も今宵限り……」の名台詞で知られる国定忠治や関八州の大親分・大前田英五郎など、任侠渡世で名を売った人たちがたくさんいましたから、気が荒くて博打好きといった捉え方もされています。
現実に、群馬県にはパチンコ、競輪、競馬といった施設が多数ありますから、一概に否定できませんが、どちらかというと群馬県の男性というのは、ひ弱といったほうのが当たっているかも知れません。人と接することが苦手で、それでいてすぐにキレたりするところがあります。
カカァ天下という女性の見方は、働き者というように置き換えるならば当たっているといえるでしょう。群馬県はひと昔前まで撚糸工場がたくさんあって、そこで働く女性たちが多くおりましたので、男たちは生活に追い回されることがないので、暇にあかしてギャンブルをやるという構図になったような気がします。幕末明治にかけては養蚕が盛んで、ここにも女性の働きが必要でしたから、群馬県の女性は時代にかかわらず働き詰めであったことは確かでしょう。強くなるのも当たり前です。
有名人では、タレントの中山秀征がおります。強そうなふりをしていても背後ではしっかり女房に操られていそうな感じの人です。ミュージシャンでは、強面で知られる布袋寅泰が群馬県人です。昔はXジャパンの連中と殴り合ったという武勇伝を持つほどの人ですが、瞳の奥に群馬県人特有のひ弱ところが見えて、いくら硬派に取り繕っても根っこは隠せないことがわかります。
《◎》群馬県人というのはシャイな性格なのか、人付き合いが非常に下手です。おべんちゃらを言うことができずに、その反対のことを口にしてしまい、ときとして問題をつくりだしてしまうことがあります。好きは嫌いというし、可愛いをブスというくらいにへそ曲がりなところがあって、誤解を招くことがしょっちゅう起こっています。まだ、お互いに顔を見て話しているぶんには差し支えないのでしょうが、Eメールが飛び交い始めたIT時代には、そんなわがままは通らなくなることを承知しておくことです。

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